ただ ある──沢田英男彫刻作品集
手離すことで、はじめて受けとれるものがある。 見る者の心に託された唯一無二の作品たち。 小さいしあまり形が彫ってない木彫。 これは何だ、木端か可愛くないお人形さんか? 目の前の木が発する言葉を辛抱強く待つ。 そうすることでようやく彫刻が生まれ出てくるという 私なりのスタイルが出来てきました。 ──著者あとがきより ***** 山が見えるだけで安心するように、そこにあるだけで心が落ち着くものがある。 沢田英男の彫刻は、そんな存在でありたいと願っている。 ──森岡督行さん(森岡書店店主) 沢田英男は京都・北白川のアトリエで、静かに木と向き合う。 彼の彫刻はあの人に似ている。 あなたにとって大切なあの人に。 初めて見るのに、なつかしい。 あなたのとなりにいて、あなたを見守るだろう。 ──永江 朗さん 人なのか、神なのか、精霊なのか、それともただの木なのか。 ──鈴木 良さん(Kankakari主宰/序文より) 少し離れたところを見つめ、あるいは目を閉じ、自発呼吸をする。 それだけである。 「それだけ」を心から信じ抜くために、〈ひと〉のかたちは探られ続け、 そのようにして、世界は修復され続ける。 ──長谷川 新さん(インディペンデントキュレーター/解説より) ***** 【著者】沢田英男(さわだ・ひでお) 1955 年埼玉県川越市に生まれる。1985 年東京藝術大学美術学部彫刻科卒業。1987 年同大学院彫刻専攻修了。その後、ドイツ政府給費留学生としてAkademie der Bildenden Künste in Nürnbergに留学し、Christian Höpfner 教授に師事。1989 年同修了マイスターシューラー号を取得し帰国。以降、各地で展示を行う。作品集に『かたわらに』(亜紀書房)がある。 ***** 発売日:2026年8月7日 B5判変型・上製/144頁
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