血管新生アッセイをライブセルイメージングで解析する|CYTONOTEによる管腔形成の経時観察
血管新生は創薬研究の重要な評価対象 血管新生は、既存の血管から新しい血管構造が形成される過程です。 創傷治癒や組織再生などの生理的な現象に関与する一方、がんや一部の疾患にも関連しています。 血管新生の研究では、血管内皮細胞の移動やネットワーク形成を評価するために、管腔形成アッセイが利用されています。 管腔形成アッセイとは? 管腔形成アッセイは、血管内皮細胞を細胞外マトリックス上で培養し、ネットワーク状の構造が形成される過程を観察する試験です。 一般的には、HUVECなどの血管内皮細胞が使用されます。 形成されたネットワークについて、分岐点の数やネットワークの長さ、メッシュ数などを解析します。 これにより、薬剤や培養条件がネットワーク形成に与える影響を評価できます。 単一時点の観察だけでは分からないこと 管腔形成アッセイでは、ネットワークの形成、安定化、再編成などが時間とともに進行します。 例えば、ある時点ではネットワークが形成されていても、その後に構造が変化する場合があります。 そのため、単一時点の画像だけでは、形成過程の違いを十分に把握できないことがあります。 CYTONOTEによる経時的な観察 CYTONOTEは、レンズレスイメージング技術によって、細胞をラベルフリーで継続観察できるシステムです。 インキュベーター内で細胞を撮影することで、ネットワーク形成の時間的な変化を記録できます。 HORUSの管腔形成解析モジュール HORUSには、管腔形成解析に対応するオプションモジュールが用意されています。 このモジュールを使用することで、ネットワーク形成に関連する指標を定量的に解析できます。 IPRASENSE社は、HUVECをマトリックス上で培養し、24時間にわたってネットワーク形成を観察した事例を公開しています。 この事例では、ネットワーク形成から安定化、構造の再編成に至る変化が解析されています。 想定される研究用途 血管新生関連研究 抗血管新生薬の評価 血管内皮細胞の機能解析 細胞外マトリックス条件の比較 再生医療関連研究 培養条件によるネットワーク形成の比較 なお、in vitroの管腔形成アッセイは血管新生に関連する現象を評価するモデルであり、生体内の血管新生全体を再現するものではありません。 まとめ 管腔形成アッセイでは、ネットワークの最終的な形態だけでなく、形成過程を時間軸で評価することが重要です。 CYTONOTEとHORUSの管腔形成解析モジュールを組み合わせることで、細胞のネットワーク形成を継続的に観察・解析できます。 血管新生研究へのCYTONOTEの活用については、株式会社インミディアムまでお問い合わせください。 製造元:IPRASENSE(フランス) 日本国内取扱い:株式会社インミディアム https://www.inmediam.com ※本製品は研究用です。
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