11.27 【古泉貴章先生】"不明瞭な頚部痛”への臨床推論 -顎関節を含めた姿勢評価の実際と治療-(リピート配信)
2026年6月20日に開催したLIVEセミナーの録画を配信します。 不明瞭な頚部痛を読み解く ― 顎関節を含めた評価と運動療法の実践 ― 頚部痛は臨床で最も遭遇する機会の多い症状の一つです。 しかし実際には、画像所見や整形外科的検査だけでは原因を特定できない症例も少なくありません。 可動域練習や筋へのアプローチを行っても改善が乏しい。 一時的には良くなるものの再発を繰り返してしまう。 そのような症例を経験したことはないでしょうか。 近年、頚部痛と顎関節機能障害(TMD)の関連性が数多く報告されています。 顎関節症を有する患者では頚部痛の併存率が高く、頭部前方位姿勢や咀嚼筋の過活動、顎関節機能障害が頚部症状に影響を与える可能性が示されています。 一方で、私たち理学療法士や作業療法士が頚部を評価する際、顎関節まで評価対象に含める機会は決して多くありません。 本セミナーでは、 「頚部痛を診る際に、なぜ顎関節を評価する必要があるのか」 という疑問に対して、機能解剖学・運動学・最新の知見をもとに整理しながら解説します。 顎関節と頚椎は独立した存在ではなく、頭頚部という一つの機能ユニットとして密接に関係しています。 だからこそ、頚部だけを診るのではなく、顎関節を含めて評価することで、 これまで見えていなかった病態が見えてくることがあります。 本セミナーでは、 ・顎関節症の基礎知識 ・顎関節と頚部の機能的な関係 ・頭部前方位姿勢との関連 ・顎関節の評価方法 ・顎関節リリーステストを用いた鑑別評価 ・顎関節に対する運動療法 ・生活習慣・セルフケア指導 までを、症例を交えながら分かりやすく解説します。 顎関節の知識がない方でも理解できるよう、解剖学の基礎から丁寧に学べる内容となっています。 頚部痛を「頚部だけの問題」として捉えるのではなく、顎関節を含めた包括的な視点から評価・治療を考えることで、不明瞭だった症状の背景が整理できるようになるはずです。 頚部痛への新たな評価視点を学びたい方におすすめのセミナーです。 【このセミナーで学べること】 ・頚部痛と顎関節機能障害(TMD)の関係 ・顎関節が頚部痛へ影響するメカニズム ・頭部前方位姿勢(FHP)と顎関節の関係 ・顎関節の機能解剖と運動学の基礎 ・顎関節症の病態分類と臨床的な見方 ・顎関節可動域・開口路・圧痛評価の方法 ・顎関節リリーステストを用いた鑑別評価 ・頚部痛に対する顎関節由来症状の見極め方 ・顎関節に対する運動療法とセルフケア指導 ・再発予防につながる生活習慣評価の視点 【こんな方におすすめです】 ・頚部痛の原因がはっきりしない症例を担当することが多い方 ・頚部痛と姿勢の関係をより深く理解したい方 ・顎関節と頚椎の関連について学びたい方 ・顎関節の評価方法を基礎から学びたい方 ・頚部痛に対する鑑別能力を高めたい方 ・運動療法やセルフケア指導まで学びたい方 ・若手〜中堅セラピストで評価の引き出しを増やしたい方 頚部痛の背景には、これまで見落としていた顎関節機能障害が隠れているかもしれません。 本セミナーでは、顎関節という新たな視点を加えることで、頚部痛の病態をより立体的に捉えるための考え方と実践的な評価・治療方法を学びます。 「なぜ改善しないのか」を考えるための新たな臨床視点を、ぜひ日々の診療に取り入れてみてください。 【講師概要】 頚部痛の生涯有病率は約50%、年間有病率は30〜50%と報告されています(Hoy, 2014)。しかし、頚部痛症例の約70%は、明確な器質的病変を伴わない非特異的頚部痛(non-specific neck pain)に分類されているのが現状です(Tsakitzidis, 2013)。 近年、頚部痛と顎関節機能障害(Temporomandibular Disorders:以下TMD)の高い併存率が、複数の研究により報告されています。全米規模の調査では、TMD様疼痛を有する患者の70.3%が頚部痛を併存しており、健常群と比較して有意に高い併存率を報告しています(Plesh, 2005)。頚部痛とTMDの関連性を説明する重要な要因として、①頭部前方位姿勢(forward head posture:FHP)、②咀嚼筋や歯から頚部領域への関連痛が注目されています。 しかし、私たち日本の臨床では、顎関節の評価が十分に実施されていないのが現状です。このことはTMDが頚部痛の増悪因子、あるいは主要因である症例が見過ごされ、適切な治療介入が行われていない可能性が高いと考えることができます。 頭頚部を一つの機能的なユニットとして捉え(Magee, 2005)、頚部評価に顎関節の評価を含めることで、不明瞭な頚部痛の病態理解が深まると思います。本講演を通じ、不明瞭な頚部痛患者に対し、顎関節を含めた包括的な評価・アプローチにより、治療効果の向上、日々の臨床で担当されている症例の一助となれるように講演させていただきます。 【このセミナーで得られるもの】 ・顎関節と頸部痛との運動学的・神経学的関係性 ・顎関節の簡易的評価方法 ・顎関節に対する介入方法(ホームケアを中心に)
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