Herb Ritts: Pictures|ハーブ・リッツ 写真集|ファッション・ポートレート
身体を、ひとつの造形として見る。 アメリカの写真家ハーブ・リッツによる写真集『Pictures』。 1979年から1988年までに撮影された作品を収録し、人物のポートレートからファッション、身体そのものを造形的に捉えた写真まで、リッツの初期から1980年代にかけての仕事を見ることができます。 強い光と影。 輪郭のはっきりとした身体。 余白を大きく残した画面。 リッツの写真では、人物が単なる被写体ではなく、彫刻のような存在として現れます。 マドンナやジャック・ニコルソンをはじめとする著名人のポートレートを含みながら、その人物が誰なのかという情報以上に、身体の線や表情、光との関係そのものが印象に残ります。 ファッション写真と肖像写真、そして人体写真。 それぞれの境界を行き来しながら、人物をひとつの「形」として捉えたハーブ・リッツの視線を、大判の誌面で見ることのできる一冊です。 特徴 1979年から1988年までの作品78点を収録したハーブ・リッツの写真集。 モノクロームを中心とした作品によって、リッツを特徴づける光、身体、構図の関係を見ることができます。 ファッションやセレブリティのポートレートという商業写真の領域にありながら、一枚の写真として非常に強い造形性を持っていることも特徴です。 約36.2 × 28.5cmという大型判で、写真そのものの存在感を十分に味わえる構成。 1980年代のファッション写真、ポートレート、身体表現を考える資料としても残しておきたい作品集です。 この本が残した視点 人間の身体は、どこまで抽象的な「形」になり得るのか ポートレートは、その人物の内面を写すものなのか ファッション写真と芸術写真を分ける境界はどこにあるのか 光と影だけで、身体の印象はどこまで変わるのか 有名人を撮った写真から「有名人」という情報を取り除いたとき、何が残るのか ハーブ・リッツの写真には、説明がほとんど必要ありません。 身体の曲線。 光が当たる場所。 影に消えていく部分。 それだけで画面が成立しています。 人物を撮りながら、同時に「形」を撮る。 身体そのものが、写真の構図になる。 リッツの写真がファッションという時代性を越えて残る理由のひとつが、そこにあります。 書誌情報 ・タイトル:Pictures ・写真:Herb Ritts(ハーブ・リッツ) ・出版社:Twin Palms ・刊行年:1998年 ・収録作品:78点 ・ページ数:90頁 ・サイズ:約36.2 × 28.5cm ・装丁:ハードカバー、ジャケット付 ・言語:英語 ※版・刷については、奥付確認後に追記してください。 状態 経年による若干の使用感があります。 ジャケットにスレ、薄い汚れ、縁にわずかな傷みがあります。 写真で確認できる範囲では、全体として大きく目立つ傷みはなく、本文も写真を鑑賞するうえで支障となるような大きなダメージは見られません。 刊行から時間を経た写真集であることをご理解のうえ、掲載写真とあわせて状態をご確認ください。 迎える理由 選定理由: 1980年代を代表するファッション写真家のひとり、ハーブ・リッツの視線をまとまった形で見ることのできる作品集であること。人物そのものよりも、光と身体によって画面を構成する写真の強さを評価しました。 比較した視点: 著名人を収録した写真集という点ではなく、ポートレート、ファッション、人体写真という異なる領域を、リッツが一貫した造形感覚で撮影している点を重視しました。 判断の結論: 人を撮ることと、形を撮ること。 ハーブ・リッツの写真では、その二つがほとんど分かれていません。 顔を見ても、身体を見ても、最後に残るのは光と線です。 人物を記録するのではなく、その人が一瞬だけつくる形を残す。 写真という平面の中で身体がどこまで造形になり得るのか。その強さを見るために選んだ一冊です。 発送について 追跡可能な佐川急便(送料一律 660円)にて、丁寧に梱包し発送いたします。 ご購入前に不安を感じられる方へ ▶ ご購入の流れを見る ▶ お問合せフォームより、お気軽にご相談ください
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