Irma Boom: Architecture of the Book (XXL)

Irma Boom: Architecture of the Book (XXL)

Brand: FRAGILE BOOKS
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高さ45.5センチ、重さ7.5キロ Irma Boomが建てた 本の建築 イルマ・ボームは、「本は建築のように空間に立ち上がるもの」と言う。建築には、小さな家もあれば大きなビルもある。それなら、本にだって小さなものから大きなものまであってしかるべきではないか、と。 というわけで、この本は、2013年秋にパリのオランダ文化センターで開催された展覧会「イルマ・ブーム:本の建築 2013-1986」を記念して刊行された小さな『イルマ・ボーム:本の建築 / Irma Boom: The Architecture of the Book』の特大サイズ、XXL版。 あの小さなミニサイズの通常版は41.4 x 54ミリ、55グラムなのに対して、この特大サイズのXXL版は345 x 455ミリ。重さはなんと7.5キロ。持ち歩く姿は、大人が両腕で抱えるようなイメージだ。大小のいずれの製作工程もまったく同じで、仕様は糸綴じのペーパーバック。800頁もある。小口は赤く染められている。もちろん、ふつうの本棚にはおさまらない。テーブルの上に置いただけで、その堂々たる姿は、真っ赤で揺るぎない確固たる存在感のかたまり、まさに紙の建築。 内容は通常版の『 Irma Boom: The Architecture of the Book』とまったく同じで、2010年に刊行された『本の履歴書 / Biography in Books』を大幅に改訂・増補した復刻版として、Lecturis Publishersとアムステルダム大学特別コレクションとが共同刊行したもの。 『Irma Boom: The Architecture of the Book』では、彼女自身が手がけた本のしごとに加え、CI、切手、ポスターなどグラフィックデザインのしごとが含まれており、彼女の多才さをうかがえる内容となっている。XXL版では、ミニブックでは小さすぎて見えない部分もはっきりと捉えることができるのが最大の特徴だ。例えば、シャネルのためにデザインされた『N°5 カルチャーシャネル / N°5 Culture Chanel』はインクなしですべてエンボス加工のみとなっているため、ミニブックでは小さすぎてほとんど潰れてしまっているエンボスの凹凸のひとつひとつが見て取れる。全体が大きくなったことで、象徴的な部分がより引き立つことにも注目したい。没入感を味わえること間違いなしの一冊。 正直なところ、この本に収められている本で、今日実際に手に取れるものはそう多くない。こうなると、そのほとんどが実寸よりも大きくなって鮮明に焼き付けられているこの本の価値は自然と高まるばかり。 最新刊『ブック・アクティビスト』で、イルマはミニブックについて、彼女が高校時代に愛用していた縦47ミリしかない小さな赤い本 「LILIPUT WOORDENBOEKJE / 豆本辞典」がインスピレーションの源だと語っている。しかし、彼女自身はこう語っているものの、長年にわたって彼女のしごとを側で見てきたマティウ・ローメンは「IBは大きめの判型が好みだ」と分析しているのがおもしろい。

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