1887年 イギリス ヴィクトリア女王 ジュビリーヘッド ハーフクラウン 1/2クラウン銀貨 S-3924
1887年発行 イギリス・ヴィクトリア女王ハーフクラウン銀貨の概要 1887年にイギリスで発行されたハーフクラウン銀貨には、「ジュビリーヘッド」と呼ばれるヴィクトリア女王の肖像画がデザインされています。1837年に即位した女王は、1887年に在位50周年を迎えました。これを機に公式のポートレートも一新されたため、「ジュビリーヘッド」や「セカンドポートレート」と呼ばれています。 裏面には複雑なイギリス王室の紋章が描かれ、その周りを「ガーター勲章」のベルトが囲っています。ガーター勲章はイギリスの最高勲章。ヴィクトリア女王即位50周年と最高勲章の組み合わせで、人気を博している銀貨です。 コインの魅力と特徴 クラウン銀貨と比べてややコンパクトなハーフクラウン。そのぶん手に取りやすく、実際に流通していたコインとしてのリアリティも感じられます。 意匠は共通しながら、限られた面積の中でバランスよくまとめられており、実用性と美しさが調和した一枚です。 こうした意匠が用いられた背景には、ヴィクトリア女王の時代がありました。 ヴィクトリア朝と呼ばれる大英帝国の最盛期に君臨した女王。エリザベス2世に次ぐ在位期間を誇るヴィクトリア女王は、9人の子どもの母でありました。子どもたちがヨーロッパ各国と縁組したことから「ヨーロッパの祖母」と呼ばれる偉大な存在となったのです。 1837年に即位したときにはティーンエイジャーだったヴィクトリア女王は、1887年に即位50周年を迎え、貫禄のある姿でコインに描かれています。 女王の時代は栄えるといわれるイギリス。産業革命を迎え、七つの海を支配した最盛期のイギリスの象徴として、1887年発行のハーフクラウン銀貨は燦然と輝いています。 ガーター勲章とモットー このコインの裏側には、ガーター勲章のベルトとモットーがデザインされています。 ガーター勲章は14世紀半ばに誕生しました。エドワード3世の時代、ある貴婦人が万座の中でガーター(靴下止め)を落とすという失態を演じ、大恥をかいてしまいます。国王は、この貴婦人の失敗を笑った人に対し「これを悪く思う者に災いあれ(HONI SOIT QUI MAL Y PENSE)」と言い、騎士道精神を示しました。 その歴史的なエピソードが、コインにも描かれているのです。 歴史的背景 ハノーヴァー王家の世継ぎとして、1819年に誕生したヴィクトリア女王。 ヴィクトリア女王は、生まれながらにして君主となる運命にありました。 1840年に結婚したザクセン・コーブルク・ゴータ公家のアルバートとは理想的な夫婦となり、 9人の子どもが生まれます。 幸せな家族を築いた女王は国民の規範であり、 女王自身も、優しい妻であり母であることを国民に向けて発信し続けました。 こうしたヴィクトリア女王の姿が、低迷していた王室人気を回復したのです。 産業革命後の繁栄を象徴する存在として、ヴィクトリア女王は学芸や科学への支援も惜しみませんでした。 1851年にロンドンで大々的に開催された万国博覧会の成功も、 女王の後援があってこそです。 君主の権力が制限されつつある時代でしたが、 ヴィクトリア女王は近代的な立憲君主制の成立と議会政治の確立を試み、 新たな君主像を作り上げたといえるでしょう。 理想的な伴侶であったアルバートは1861年に亡くなりましたが、 ヴィクトリア女王はその死を惜しみ続け、 1887年発行のソブリン金貨でも愛する夫の死を悼みヴェールをまとっています。 治世が長くなるにつれて、 ヴィクトリア女王の君主としての重みは増し、 1887年と1897年には、 即位50周年と60周年を祝うイベントが華やかに繰り広げられたと伝えられています。 9人の子どもたちの結婚により、 イギリス王室はヨーロッパ各国の王侯貴族と縁戚関係になったこともよく知られています。 40人の孫を得たヴィクトリア女王は「ヨーロッパの祖母」と呼ばれ、 英国王室の威信を盤石にしました。 コインの価値 イギリスのクラウン銀貨は、16世紀半ばからの歴史を持つコイン。18世紀には、万有引力で有名なニュートンが造幣局長を務め、クラウン銀貨を整備したという逸話があります。 とくに人気のあるヴィクトリア女王のジュビリーヘッドということもあり、技術を要する複雑なデザインは、芸術的な価値も高いとされています。 イギリス王室の栄光を伝える1枚をぜひお手元に!
Variants (1)
- Default Title — 46500.00 JPY — Out of stock
AI Readiness
Good foundation, but some important product data is still missing.