Irma Boom: Book Activist
たしかに私は 印刷された本というものに 取り憑かれています。 イルマ・ボーム オランダを代表するデザイナー、イルマ・ボームによるアイコニックな赤いミニブックシリーズの第四弾として『ブック・アクティビスト』が全編日本語(英訳ブックレット付)で刊行されます。ピンク色の薄いブックレットは、日本語で収録されているエッセイなどを英訳したものです。本体は1500ページ、図像720点、小さいのに辞書のようにぶ厚い本になりました。 内容は、およそ40年間(1985-2026)のキャリアの中で彼女がデザインしてきた500冊以上の本を紹介しながら、建築家のレム・コールハースや医師のレベッカ・ゴンパーツ等の寄稿文とともに、印刷された本が宿している文化的な価値をさまざまな視点で読み解く一冊です。 自ら装丁を手がけた本の仕事以外にも、バチカン図書館(イタリア)に通って研究した内容やそこで出会った中世の書物のこと、日本で発見した古本を含むibライブラリー・コレクション、そしてパートナーであるユリウス・フェルミューレンへのトリビュート、子どもの頃に好きだった絵本を明かしてくれた「本について(聞き手:櫛田理)」(p.416-423)のインタビュー、などを収録。彼女の現在地である「ブック・アクティビスト」という立ち位置から、ブックデザインの歴史と書物の記憶をかさねて一望する試みになっています。 本書には、イルマ自身も多くのエッセイを書き下ろしていますが、その中から、本というものを作る一人のデザイナーの日常が伝わる、とてもイルマらしい言葉を引用します。 「本づくりは時間もかかりますが、途轍もなく魅力的な仕事です。すべての時間、1日24時間、365日を費やしてもいいくらい。オブセッションだと思うでしょう。たしかに私は印刷された本というものに取り憑かれています。物理的な物体としての本にです。本にできること、できないことを探るのは、本当にチャレンジングでワクワクします。なんでこの純粋なワクワク感をみんな持ちたいと思わないのかが不思議なくらい。ものを作る、本を組み立てる、視点を変えて新しい本の佇まいを探る。そこには中毒性があります。工業生産という限られた範囲の中で、このテーマだからこそこの本、というものをこの先もずっと探っていきたいのです。」 ミニブックシリーズについて この赤いミニブックシリーズは、2010年に第一弾の『Biography in Books』を刊行して以降、出版するしないに関わらず毎年3%ずつ成長し、彼女が100歳になった時にはサイズが「219.2×166.6mm」になるという出版計画。第四弾の本文用紙には、彼女がドイツの製紙会社と開発した「IBOペーパー」の52グラムを採用している。 第一弾:『Biography in Books』 2010 年、50×38×25 mm、704ページ 第二弾:『The Architecture of the Book』 2013 年、55×42×28 mm、800ページ 第三弾:『Book Manifest』 2022年、69×53×39 mm、1000ページ 第四弾:『Book Activist』 2026年、80×61×55 mm、1500ページ イルマ・ボーム アムステルダムを拠点に活動するグラフィックデザイナー。1991年にイルマ・ボーム・オフィス設立。これまでに500冊を超えるブックデザインを手がけている。主なコミッションワークは、アムステルダム国立美術館、ニューヨーク近代美術館、プラダ財団、マセラティ、ヴィトラ、国連、テート・モダン、シャネル、など多数。2001年、グーテンベルク賞を歴代最年少で受賞。2014年、ヨハネス・フェルメール賞(オランダ王立芸術賞)を受賞。1992年から2023年までアメリカのイエール大学でシニアクリティックを務める。イルマ・ボームの作品は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の常設コレクションや、オランダ・アムステルダム大学の特別コレクションに収蔵されており、その全業績は「イルマ・ブーム・アーカイブ」として保存されている。
Variants (1)
- Default Title — 19800.00 JPY — In stock
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Good foundation, but some important product data is still missing.