Tengoflex
1941~42年の間にごく少数が製造された、ツァイス・イコンの二眼ボックスカメラ。ツァイスのカタログNo.は、85/16。6x6判の12枚撮り(120フィルム)。 レンズは単玉のフロンター 80mm f11。絞りはf11とf16の切替式。 プロクサーレンズを内蔵しており、レバー切り替えで1〜3m、3m〜無限遠の2段階で撮影距離を選びます。二重露出防止機構付。 文献によると、テンゴフレックスは1970年初頭に最初の1台が発見されるまで、その存在が知られていなかったそうです。世に知られるようになったのは、当店とも親交のあった著名スイス人コレクター、故Michel Auer氏が1970年代中頃に発刊した書籍に登場してからのようです。 戦後タケノコの様に出現した、国内外の四畳半メーカーのカメラならいざ知らず、ヨーロッパ最大のカメラメーカー、大ツァイスの製品でそんな知られざる一台があったとは!ロマンですね。 現存数は多くても100台と少しと思われます。その中でも本品は大変にコンディションが良い一台。ツァイスコレクター垂涎のカメラでしょう。 当店販売品です。お客様に大切に使われ、この度当店に出戻ってきました。 前回販売時と変わらず、黒塗り部分にわずかな擦れは見られますが、使用感少なくとても綺麗なボディです。ファインダーにはわずかにホコリが入っていますが、ファインダーガラスやレンズは綺麗です。各部の作動も良好です。 ボックステンゴールシリーズは好きなカメラで、これまでも色々と集めてきましたが、このテンゴフレックスの裏蓋開閉はトリッキーでかなり難儀しました😅 裏蓋を開ける手順は下記の通り。 1. 赤窓上の黒い小さなツマミを下にスライドさせます。 2. 巻上ノブを引っ張りながら時計方向に回転させると、巻上ノブが引き出されます。 3. 巻上ノブが引き出されたら、裏蓋部分を引き抜きます。 カメラ上面の「E」がシャッターレリーズ、「T」はタイムです。ボディ横の小さなツマミは、シャッターロックで「赤」の位置でシャッターが切れます。 ヨーロッパが戦火の兆しに包まれた1940年代初めに発売されたようですが、他国に輸出されることも無く、広告も打たれず、戦況悪化により早々と生産が打ち切られてしまったと思われるこのテンゴフレックス。本品は、現存している中でもかなり良い状態のものでしょう。 戦況下のカメラとしては、作りや仕上げも大変良く、またアールデコ調のデザインも大変に洒落ています。コレクションにどうぞ! 珍品。 参考:カメラレビュー別冊・クラシックカメラ専科No.6 「銘機の秘密」
Variants (1)
- Default Title — 786.00 USD — In stock
AI Readiness
Good foundation, but some important product data is still missing.