12.18 【阿部浩明先生】脳画像 × 臨床:脳画像マスターシリーズ2026 ③脳の働きをどう診る?神経経路から考える機能の理解 〜脳機能と神経経路をつなげる〜(リピート配信)
セミナー概要 講師からの概要 2026年7月4日に開催したLIVEセミナーの録画を配信します。 症状は、“場所”だけでなく “神経経路”が切れて起こる。 線維の走行を、画像で読む。 「実際の脳卒中では、神経線維、神経経路が断裂して症状が出ていることのほうが圧倒的に多い」 第1回、第2回は、脳の表面の領域を中心に学びました。第3回は、その領域どうしをつなぐ線維の話です。 線維には、画像上の目印がありません。だからこそ、どの経路がどこを通るのかを、頭の中に入れて画像を見ることが重要です。経路が切れると、結ばれていた領域の機能が同時に落ちる。そのしくみがわかると、患者さんの症状の理由が見えてきます。 本セミナーでは、投射線維・連合線維・交連線維の主要なものを整理し、運動と感覚の経路(皮質脊髄路・感覚路)の走行を確認します。そのうえで、半側空間無視や失語など、高次脳機能障害と画像の関係を解説します。 脳画像マスターシリーズ2026(全4回) 4回を連続して受講すると、“見る”から“活かす”へ、知識が一本につながります。①の領域(皮質)と②の水平断の知識を、神経経路でつなぐ回です。続く④では、実例で臨床読影に活かします。 ① 10/30 配信 ゼロから学ぶ!脳画像の基本構造と理解 脳解剖の基礎。大脳・基底核・視床・小脳・脳幹と、中心溝の見つけかた ② 11/20 配信 水平断から理解する!脳画像の“見える化”と病態把握 CT・MRIの見かた、水平断での領域の見分けかた、脳血管と支配領域 ③ 12/18 配信この回 脳の働きをどう診る?神経経路から考える機能の理解 運動・感覚の経路、半側空間無視・失語など高次脳機能と画像 ④ 2027年1月22日 配信予定 この画像、どう活かす?実例で学ぶ臨床読影の実践力 実例をもとに、現場で使える脳画像の活用術 「実際の脳卒中では、 この神経線維、神経経路が断裂することで 症状が出ていることのほうが圧倒的に多い」 阿部浩明先生/本セミナーより 「感覚路は、運動の経路の真後ろに あるという風に理解してください」 阿部浩明先生/本セミナーより ■ このセミナーで見られること 01 主要な神経経路を、系統立てて理解する 投射線維・連合線維・交連線維の違いから、内包・放線冠・大脳脚を通る経路まで。どの経路が、どの領域をつないでいるのかを整理します。 02 運動と感覚の経路を、画像の上でたどる 皮質脊髄路と感覚路が、放線冠・内包・中脳・橋・延髄のどこを通るのか。運動麻痺と感覚障害が合併しやすい理由、分かれる場所が、画像と結びつきます。 03 高次脳機能障害と画像の関係を理解する 半側空間無視や失語に関わる経路(上縦束・弓状束など)を解説。画像だけでは重症度を断定できない理由も含め、読み方の限界と活用法を学べます。 ■ 収録内容(全9章) 1 神経線維の3つの種類 右と左を結ぶ交連線維、同じ半球内を結ぶ連合線維、上下をつなぐ投射線維。それぞれの役割を整理します。 2 投射線維:放線冠・内包・大脳脚 視床放線、皮質橋小脳路、皮質脊髄路。大脳皮質から内包を通って降りる経路と、皮質橋小脳路のループをトラクトグラフィーで確認します。 3 皮質脊髄路の走行 放線冠、内包後脚、大脳脚、橋底部、延髄錐体。顔・手・足の線維が並ぶ順番を、動画とスライスで確認します。 4 感覚路の走行 内側毛帯と脊髄視床路が、運動の経路の真後ろを走ること、橋・延髄では運動と感覚の経路が離れることを解説します。 5 視床と小脳をつなぐ経路:失調の症例 外側腹側核の損傷だけで、麻痺や感覚障害がなく、小脳性の失調が出る症例を動画で紹介します。 6 交連線維:脳梁と離断症候群 脳梁の構造と、脳梁離断で起こる不思議な症状。拮抗失行などの臨床像を整理します。 7 連合線維:上縦束・弓状束・鉤状束など 上縦束と弓状束、鉤状束、下前頭後頭束、視放線。それぞれが結ぶ領域と、損傷で起こる症状を紹介します。 8 水平断で線維を読む:スライス演習 内包前脚・後脚、放線冠を3分の1に分ける見かたなどを確認。感覚障害を伴う運動麻痺を呈するスライスを選ぶ演習にも取り組みます。 9 高次脳機能障害と画像:半側空間無視・失語・体幹機能 半側空間無視を注意のネットワークから捉え直し、失語では弓状束の損傷が重症度に関わる点を解説。体幹機能の研究も紹介します。 ■ こんな方におすすめ ●麻痺や感覚障害の理由を、画像の経路から説明できるようになりたい方 ●内包や放線冠の見かたに、苦手意識がある方 ●半側空間無視や失語の画像所見を、整理したい方 ●脳画像マスターシリーズを、順を追って学んでいる方 ●脳画像を臨床で当たり前に活用できるようになりたい方 講師・阿部浩明先生からの概要 脳卒中患者のリハビリテーションにおいて脳画像情報を活用する重要性は多くの方がご存知のことであろうと思われます。しかし、脳画像のみかたに苦手意識をお持ちのセラピストは少なくないのが実情です。脳画像といってもはたして一体どこをみれば良いのか、実際にどのように活用すれば良いのか、これらの問題を解決して、臨床において脳画像を活用することがあたりまえになる・・・そのことを目標と定め、4回の講演にて、脳画像をみるために必要な脳解剖の基礎知識、脳画像の基礎知識、様々な機能と関連する領域(つまり機能をみるうえで把握すべきポイント)、臨床での活用の具体的な事例について解説いたします。 この講義では各種の機能(機能障害)とそれに関わる神経領域・経路について解説します。
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